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WordPressで作られたホームページの作成者を調べる方法と対応

WordPressは自由度が高い反面、制作と運用が分離しやすく、管理情報が属人化するリスクを抱えています。制作会社が分からない、修正できないという状況を防ぐためにも、作成者や開発履歴の情報は社内で明確に保管し、更新管理体制を見直すことが重要です。そして今後は、管理者アカウントや契約情報を社内の複数人で共有し、いかなる状況でも対応できる運用体制を構築しておくべきです。自社のホームページを改修・運用しようとしたとき、「そもそもこのサイトを誰が作ったのか分からない」「管理している制作会社が不明」というケースは少なくありません。特にWordPressで構築されたホームページは、テーマやプラグインが自由にカスタマイズできる反面、外部委託で制作された場合には、作成者や管理者の情報が社内に共有されないまま放置されていることがあります。前任のWeb担当者がすでに退職している場合や、制作会社との契約がすでに終了している場合には、ホームページの修正ひとつ取っても手が出せなくなるリスクがあります。

現在運用しているWordPressサイトの管理画面にログインできるかどうかの確認

まず最初に行うべきは、現在運用しているWordPressサイトの管理画面にログインできるかどうかの確認です。一般的には「https://ドメイン名/wp-admin」あるいは「/wp-login.php」にアクセスすることで、ログイン画面が表示されます。ここで適切なユーザー名とパスワードが分かっていれば、管理画面(ダッシュボード)に入ることができます。

管理画面に入ることができた場合、次に確認すべきは「外観」メニューの中にある「テーマ」や「テーマファイルエディター(テーマファイル編集)」の情報です。WordPressテーマには、制作者や配布元の名前、バージョン、開発日などがstyle.css内に記載されているのが一般的です。たとえば、コメントとして「Theme Name」「Author」「Author URI」「Description」といった情報が記述されていることが多く、そこから制作元やテンプレート配布サイト、開発会社が特定できる場合があります。オリジナルテーマであれば、社外の制作会社名が書かれているケースもあります。また、WordPressのユーザー管理画面では、過去に追加されたユーザーアカウントの履歴を見ることができます。管理者権限のあるアカウントのユーザー名や登録メールアドレスから、前任の担当者名やメールアドレスを推測できることがあります。社外の制作会社がアカウントを保有している状態であれば、そのメールアドレスから会社名を検索し、問い合わせることも可能です。

WordPressのログイン情報が不明で管理画面に入れない場合

もしWordPressのログイン情報が不明で管理画面に入れない場合は、FTPやサーバー管理画面(cPanelやConoHaなど)にログインして、テーマファイルや構成ファイルを直接調べる必要があります。style.cssやfunctions.phpなどの中に制作会社や制作者の署名が記載されていることもあります。また、phpMyAdminでデータベースにアクセスできれば、ユーザー情報やサイトの設定も閲覧可能です。

ドメインとサーバーの契約情報

そして確認すべきなのが、ドメインとサーバーの契約情報です。WordPressサイトは必ずドメインとサーバーがセットで稼働しているため、それぞれの契約元を調査することが、管理会社や作成元の特定に繋がります。ドメインについてはWhois検索を用いて、ドメイン名の登録者や契約者名義を調べます。法人名義で登録されていれば社内管理ですが、まれに制作会社や個人の代理名義で取得されているケースもあります。その場合、更新手続きやドメイン移管の際にトラブルが発生しやすくなります。

サーバー契約に関しては、支払い履歴や過去の請求書、契約メールを確認することで、使用しているホスティングサービス(たとえばエックスサーバー、ロリポップ、さくらインターネットなど)を把握することができます。WordPressが動作しているサーバー会社を特定できれば、そこに登録されている管理者アカウント情報から、契約者や運用代行元が推測できます。

その他、GoogleサーチコンソールやGoogleアナリティクスといった外部サービスの管理権限の所在も要確認です。これらは制作会社が設置・管理している場合も多いため、アクセス権が自社にあるかどうかを見極め、必要であれば管理権限の譲渡を依頼します。

ここまでの調査を通じて作成者や管理会社の痕跡が一切見つからない場合は、すでに制作会社が事業終了している可能性もあります。その際には、WordPressのバックアップを取得したうえで、信頼できる外部業者に現行サイトの保守・管理を委託するか、新たにリニューアルする選択も視野に入れる必要があります。いずれにしても、ホームページの構造や現状を正確に把握し、誰がどこまで管理しているのかを洗い出すことが、Web活用の出発点となります。


Web担当者がいなくなりホームページの情報がわからない場合の対処法

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